甘茶で溺れる

もうすぐ待ちに待った4月8日。

お坊さんにとってクリスマスよりもビックなイベント。それは花祭り

我らの釈尊のバースディ記念式典なのです。
西洋かぶれのクリスマスよりも荘厳で奥の深い儀式がまっ昼間に行われます。

夜まで待ってキャンドルに火をつけて、根っこみたいなケーキ食べたりターキーを食べたりしません。そもそも、夜まで待てません

なぜ、誕生日を祝うのに夜を待つ必要があるのか!プンプン



では、あまり知られていない花祭りの儀式についてちょっとだけ。


クリスマスツリーの変わりに、花見堂というプチ祠に飾りつけをします。
つつじなんかを使うのが良いでしょう。

まず、甘茶をいっぱい沸かします。
洗面器サイズの器を用意します。
お釈迦様のフィギュアを用意します。
両手で転地を指差している姿のものを用意しましょう。
用意した器の中央にお釈迦様をセットします。
しっかりと固定しておきましょう。固定が甘いと大変なことになります。
器を祠の中に収めましょう。
器の中に甘茶を注ぎましょう。
杓子で器の甘茶をすくい、中央のお釈迦様にかけましょう。
みんなでかけましょう。
笑顔でかけましょう。

ダイジェストで説明するとこんな儀式です。
お酒もケーキもプレゼントも不要の健全な儀式です。寝てる間にこっそりと枕元にプレゼントを置いておくというような恩着せがましいコスイ手段は不要です。みんなで甘茶を飲んで終わりです。

以前、自宅のお寺で花祭りを開催したときのこと。
お釈迦様の固定が甘く、勢い良く注がれた甘茶の滝によってこともあろうか、転んでしまいました。甘茶の海から微かに見える彼の指先が痛々しかった思い出があります。

甘酸っぱい、春の思い出です。
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# by goope | 2007-04-03 00:31 | お坊さん日記